A級チェリストへの道

チェロの上達のちょっとしたスパイスに

音感

最近取り組みはじめた“自分の音をちゃんと聴く”こと。いや、当たり前なんだけど、それができていなかったことを思い知り、ショック状態だけど、なんとか楽器を弾いている。 低い音域なら音が合っているかどうかの判断は付くけど、サムポジションから少し行く…

前を向いて弾く

そこのあなた、楽譜ばっかり見て顔が下向いてませんか? はい、僕もです。 これ、見た目だけでなく音も飛ばなし、アンサンブルではコミュニケーション取れない、と良いこと0、悪いこと100! チェロはこんな感じで前向いて弾きたいよね。このピアニストや聴衆…

ドレミファソファミレド

音程の精度が上がらない。こんな悩み、チェリストなら誰しもあると思うけど、凄い発見をした。 自分の音を“ちゃんと”聴いていない というのは、先日妻が僕の練習を聴いてた時に、自分の音聴いてる?って言われたことがきっかけ。自分の音を聴いていないわけ…

チェロに求めるものは万理に通ず

なんでチェロが好きなんだろう。こういったテーマ考えたことありますか。 今、転職を検討しているためか、自分は仕事に何を求めているんだろう、という根本的な事を考えている。そうした時に僕はチェロには何を求めているんだろうか、って思った。 音色が好…

『楽譜を読むチカラ』のすすめ

『楽譜を読むチカラ』(音楽之友社、ゲルハルト・マンテル著、久保田慶一訳)を読んだ。 ソロやカルテットをやるアマチュアにおすすめしたい本で、感想を書いてみる。 「楽譜を演奏するのではありません。まず楽譜を正しく読み、それからいろんな方法でそれ…

celloレッスン備忘録

◼️右手と左手の独立 ボウイングが左手につられている。それぞれが独立した感覚を持つこと。 特に息が長くて音符が多いパッセージに顕著。 ◼️重音の移弦 普通のポジション移動と同じ感覚。テンポと同じスピードで移動。 ◼️三度重音 手の甲の形を崩さない。 5,…

ピアノの先生についた

ピアノを始めてみようと思い、善は急げとばかりにピアノの体験レッスンに行ってきた。 ピアノを弾くと言っても、華麗にショパンを弾きたいわけではない。スコアリーディングのためだ。最終的なゴールのイメージは、カルテットのスコアを見てある程度弾けるこ…

ピアノ弾けるようになりたい

スコアリーディングの本、買ってみた。おおよそ知っている内容で実践していることばかりなのでとりたてて言うことはなかった。 が気付いたことがある。僕は構造ばかり読み取っていて、実際の音が頭で鳴っていない。これって一番面白い作業をしてないも同然。…

スコアリーディングを学んでみる

室内楽をやる上で必要なことの一つにスコアリーディングが挙げられる。 コンダクターがいれば組み立てはコンダクターの仕事だ。だが、カルテットなどはプレイヤー1個人が組み立てる必要がある。 自分の楽譜だけ読み取っていては、到底楽曲を弾きこなすのは無…

本番終わった

最近愚痴ってたカルテットの本番が終わった。所属しているオケの発表会に近いコンサートで、カルテットも抜粋の単一楽章。 ホールがあまり室内楽向きではなく、個々の音のハーモニーを感じ取りづらかったので、録音を聴くまではどうだったか分からない。 演…

押弦

音程は左手、音質は右手。一般的な弦楽器のイメージ。 だが、自在な音質をコントロール大前提として、押弦をしっかりする必要がある。 押弦が甘い人には次のような共通項がある。 ・ffが出せない ・ppが通らない ・音程がぼやけてる ・音の輪郭がクリアでな…

弦楽器奏者はキーボードを買った方がいい

音程確認ってどうしていますか? 弦楽器はあらゆる音程を出せる反面、あらゆる音程を出してしまう。特定の音程を出せる楽器、ようはピアノがない限り自分の音感だけを頼りに練習することになる。 練習する時には音程に誠実であれ。自分の耳を過信してはなら…

ハーモニーが分からない人

愚痴なような解決を求めてるようなネタ。 ハーモニー感覚が欠如してる人をどうすればよいのか。 弦楽器を弦楽器たらしめているのが、音程を自在に調整できること。要は純正律のハーモニーを実現できるということ。 完全調和なメジャーコードをアンサンブルで…

続・例のモーツァルト

なぜ、輝くモーツァルトを奏でられないか。さらに考えてみた。 究極を言うと、文化的土壌、言語の違い、民族気質の相違があるのは否めない。一つずつ拾ってみよう。 ◆文化的土壌 ウィーンに旅行に行った時に痛感した。まずコンサートの量の違い。オケでも室…

“例の”モーツァルト

一月ほど前だったか、ピアニスト小菅優さんのサントリー音楽賞受賞記念コンサートでのモーツァルトを聴いて、えらく感銘を受けた。 http://cellomemo.hatenablog.jp/entry/2019/08/05/145447 私の所属するアンサンブル団体で、モーツァルトをガチンコでやっ…

マスタークラス受講してきた

アンサンブル・モンソロのマスタークラスを受講した。アンサンブルの大切なことをたくさん教わったので、備忘録として書いておく。 □アンサンブル・モンソロ http://www.monsolo.fr/jp/index_jp.html 曲はヴォーン・ウィリアムズのピアノ五重奏曲の一楽章。…

作曲家の生きた“時代”を知る

先日、You Tubeのおすすめに以下動画が出できたので、軽い気持ちで見た。 映像の世紀プレミアム「運命の3つの都」パリは燃えているか https://youtu.be/n5K9v58CztA パリ、ベルリン、ニューヨークの20世紀の歴史を貴重な映像付きと解説で紐解いていくものだ…

チューニング便利ツール

チューナー使いますか? 僕は調弦の時しか使わないようにしています。曲での音程確認は全部ピアノ。チューナーは意図的に使わないようにしている。 で、オケとかアンサンブルのバイオリンやピアノに合わせるチューニング。難しいですよね。僕は時間内に間に…

再生・録音便利ツール

window XPの時代、最高の音楽再生ツールの1つとして名を馳せた「聞々ハヤえもん」。 なんとアプリでも存在する。楽器弾きなら入れておきたいアプリ3指に入ると思う。おすすめ。 http://hayaemon.jp/ ■できること ・再生速度可変(音程は変わらず) ・再生キ…

凄いモーツァルト聴いた

先日、サントリーホールで小菅優さんのサントリー音楽賞受賞記念コンサートがあったので行った。 https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20190802_M_3.html?fbclid=IwAR20Ha_jmrw7Gom9niP7WgxiaAWTRDeD1M2sgW-QerTKWPfgd_5Y7Np-A_Y 初っ端…

クレッシェンド、デクレッシェンドいろいろ

クレッシェンド、デクレッシェンド。音楽を奏でる上で欲求としても当然だし、いかなる曲でも必要とされる。 チェロで弾く場合、具体的な方法はいくつあるだろうか。 1.弓速度を徐々に上げる 2.弾く場所を徐々に駒寄りにする 3.弓の毛の量を徐々に増やす 4.ヴ…

音程いろいろ

先日、「弦楽器のイントネーション」という本を買った。弦楽器弾きなら誰しも悩む、旋律の音程、ハーモニーの音程について事細かく記載されており、とても参考になった。 結論としては、音程には「旋律的イントネーション」「和声的イントネーション」がある…

右手先と身体の距離

弾くときの構えの話。 弓の持ち手と肩ってどんくらい離すんだろうか。教本にも書いてないし、ヴィルトゥオーゾ達も様々。 ロストロポーヴィチはえらい距離が狭くて窮屈そう。ヨーヨー・マは距離長い。でもみんな良い音出すよね。 身体特徴も絡んでくる話だか…

人前で弾くとき

先日、ボランティアで小学校に行き児童の前でソロを何曲か弾いてきた。 音楽性の追求というよりも、音楽の楽しさや綺麗な音を堪能してほしいなぁと思って弾いたけど、大事な気付きをもらえた。 笑顔で弾くこと。身体全体で弾くこと。自身が楽しんで弾くこと…

メトロノーム

基礎練習のお供、メトロノーム。テンポの正確性を養えるメトロノーム。自分の運弓の不都合さを雄弁に指摘してくれるメトロノーム。 その力を絶対的に過信していたけど、使いようなんだなーと気付いた今日この頃。 結論から言うと曲練習では使わないことにし…

コンサートを終えて

先日、半年前から取り組んでいたピアノ五重奏、ピアノ四重奏を全楽章という僕としてはチャレンジにあたるコンサートが終わった。 ◾️良かったこと ・聴衆の反応。アンケートコメントで感動したという内容がいくつも。嬉しい。 ・大きなミスなし。いつ崩壊して…

Perfection is great,but it's not enough

https://youtu.be/u1_KOJ8h9qY ボストンフィルハーモニーのマエストロ、ザンダー先生のマスタークラス。 僕はこのエルガーのチェロコンチェルトと、チェリスト、ダニエル・ハスを忘れない。 そして、チェロを弾く身としてこの素晴らしい曲をいつか奏でること…

フレーズの躍動感

スーパー上昇曲線を描き、チェロライフを満喫している僕の今の課題。 「弓の初速」 フレーズを弾いてて、どうもノッペリしてるなーって思う時は、大体弓の速度と音楽が一致していない。そう、弓が遅い。 僕の大好きなJerusalem Quartettoのチェリスト、Kyril…

スーパー上昇曲線

チェロに限らないが、ある時突然伸びる瞬間がある。 それが今だ。 ずっと、なんとなく合ってるけど美しくない音程だった。レイトスターターの音感問題かと思って絶望気味で、この先チェロを弾いていても美しい音程を奏でることはできないのではないかと常に…

備忘録

【右手】手首が落ちてるから根元が苦しい→ 手首上げる→ →根元含めて音色コントロールが良くなった 【左手】チェロの構えを下げて自重をよりかける→ ・音がクリアになった ・ヴィブラートがかなりダイナミックになった ・弓のテンションに負けないからボウイ…