A級チェリストへの道

チェロの上達のちょっとしたスパイスに

まーんばけん

ベト7の一楽章のあのリズム。8/6拍子の跳ねるターンタタン。あれ、ムズい。身体に染み込んでいないのか、相当意識しないとハマらない。

学生の時にオケに入ったとき、ちょうど春の定期でベト7をやっていたのをよく覚えている。その時のトレーナーの先生が「まーんばけん」て歌いながら弾けっていうおかしな練習をしていた。50名程の弦楽器奏者が「万馬券万馬券」って言いながら必死の形相でA音を刻むその光景は、初めてオケを見る僕からすると、衝撃的だった。

まぁ結構効果的な練習だと思うけど、こういうことを先生が言っている以上、やはり難しいリズムなのだろう。

 

どういう練習をすれば良いのだろうか?

タンタタタンって弾いて“タ”を抜く?

タンツタタンって感じて“ツ”を意識する?

ターンタって弾いて“タ”を入れる?

そもそも感覚の問題なのか右手の不慣れ問題なのか。。

いやー、厄介なリズムだねぇ。かっこいいんだけどね。

 

学生のベト7経験で思い出しけど、4楽章の展開部、低弦がずっと四分音符でオスティナート的な動きをしている箇所がある。メチャかっこいい。低弦冥利につきる。今弾いたらイッちゃうかもれない。

ここをチェロのパート練習で繰り返しやってたんだけど、チェロだけだと意味分からないというか異様。低音でずっーと「シードーシードー」みたいなフレーズをボーボー弾いてるから。

10人くらいで輪を作ってボーボー弾いてる光景も衝撃だったなぁ。なんかの儀式なのかな?  みたいな。

今考えたら何てことはないし、オケ曲ってそういうの多いよね。ふと思い出したエピソード。