A級チェリストへの道

チェロの上達のちょっとしたスパイスに

山月記状態

なんともなしにブログを始めて10日。自分を客観的に捉えるのにはとても適したツールだなと。そこで早速感じたことが、レッスンの必要性。

今まで独学でやってきたことにあえて理由を付ければ、習得過程を自分で考えるのが楽しいから。でも、これってレッスンに就いても一緒じゃね?って思い始めた。

自分はこう考えるから、どう弾いてるってしっかり伝えた上で指導を受ければ良いし、解釈とか以前のレベルのことなんて山程だろう。だったら独学って単なる遠回りやん。

うん。レッスンの先生探そう。

 

なぜ今までレッスンに就いていなかったのかも考えてみた。まず、全く就いてなかったわけではない。あるオケプレーヤーの先生には半年就いた。そこで教えてもらったのは主に左手。握らない、ぶら下がる。そのためにシュタルケル教則本の筋トレしか言いようのないメニューをやっていた。左手の基礎をこなしている間はレッスンの必要性を感じずに行かなくなった。で、そのまま。学生だったので経済的な問題もあった。

もうお一方の先生はソリストとしても高名な先生で3回だけ行った。厳しい先生だった。続けたかったが、仕事を理由に行かなくなった。実際その後6年間くらい弾かなかった。具体的内容はよく覚えていないが、音楽イメージを具体的にチェロに落とし込むことを重視していた。

両先生の教えは、いまだに僕の根幹となっている。ただ、具体的な指導を受けないままだったので、自己流に解釈してやっている。

 

お金だ時間だとは書いているが、ようはなんとなく行かなくなったわけ。でそのまま自己流を続けてきたのはあれだ。「尊大な羞耻心と臆病な自尊心」

自分が頑張ってやってきた成果を判定されるのが怖い、周りからは上手だと言われてそれを否定されたくない。でもその根幹にあるのって、自分は下手だっいう認識。いまだに音程は不安定だし、フレージングも結構適当。それを認めるのがイヤなわけ。

 

お金と時間はいまや解決された問題だ。情熱も戻ってきた。以前より認知も柔軟だ。

A級チェリストになるために。そうだ、レッスンに就こう。