クレッシェンド、デクレッシェンドいろいろ
クレッシェンド、デクレッシェンド。音楽を奏でる上で欲求としても当然だし、いかなる曲でも必要とされる。
チェロで弾く場合、具体的な方法はいくつあるだろうか。
1.弓速度を徐々に上げる
2.弾く場所を徐々に駒寄りにする
3.弓の毛の量を徐々に増やす
4.ヴィブラートの振幅速度を徐々に上げる
こんなもんか。1〜3は圧力コントロール、4はそれ以外。実際は上記の混合および身体的な表現が多いのかな。
今度ラベルのカルテットを1楽章だけやることになったんだけど、とにかくクレッシェンド、デクレッシェンドが多い。息の長いものから短いものまで様々なパターンを要求される。水彩画のような曲調で、どう弾けばらしくなるのかも皆目分からん。
そんなわけでこのタイトルのことを採り上げてみた。
ポイントはやはり圧のコントロール。元から先までを右手で支配する必要があるのだろう。
それと、音の再現性。何回弾いても同じようにするために事前にどういったクレッシェンド、デクレッシェンドするかを決める必要がある。弓の配分、場所、ヴィブラートの量、これらを全部決めておく。
問題はどうクレッシェンド、デクレッシェンドするのがふさわしいか。
どうもラベルはロマン派の作曲家とは勝手が違うのか、色々試してみてもしっくりこない。プロフェッショナルな方の動画を見て研究しようか。