A級チェリストへの道

チェロの上達のちょっとしたスパイスに

弦楽器奏者はキーボードを買った方がいい

音程確認ってどうしていますか?

 

弦楽器はあらゆる音程を出せる反面、あらゆる音程を出してしまう。特定の音程を出せる楽器、ようはピアノがない限り自分の音感だけを頼りに練習することになる。

 

練習する時には音程に誠実であれ。自分の耳を過信してはならない。耳だけだと、変な音程が耳に染み込むだけで利点が一切ない。確実に正しい音程を出す楽器と一緒にやる必要がある。

 

かと言って住宅事情、経済事情もあるからピアノが家にある人なんて一握りだろう。そこでキーボードだ。

 

キーボードは優秀だ。ヘルツ数も調節できる。音色を変えれば持続音も出せる。録音機能もある。リズムシーケンサーも付いてる。ヘッドホンだって付けられる。ピアノよりよっぽど優秀。それが20,000円ほどで買える。

 

これを買わないメリットほぼない。100時間かけて、違う音程を弾く練習に100害あって一利なし。

 

僕の身の回りだけかもしれないが、音程に不誠実な奏者が多すぎる。不誠実というのは、音程が良い悪いではなく、音程を甘く見て適当に弾くその気持ちのこと。

 

あとレイトスターターにありがちな現象(僕もそうだった)。ポジションだけを信頼していく人。例えば3ポジにいるから4指はE s音の筈みたいな。いやそもそも、それホント3ポジにあたってる? 手の形崩れてるから3ポジに当たってても4指当たってなくね? みたいな。これは多分耳がないから。耳がないならそれこそキーボードなりと一緒にやらなければならない。そこに目を瞑って5年も経つと立派なクソ奏者の出来上がりだ。なんと不誠実な。

これ、チェロとビオラに特にいる。本当に不思議な音程を奏でて何も気になってないような人々。

 

幼少組にありがちな現象。ハイポジションの音高がやたら上擦る。自分の耳に自信があるから気が付きもしない。バイオリンにもの凄く多い。これも不誠実だ。

 

みんなキーボード買ったら、アマチュアのレベルは格段に上がると思うんだけどなぁ。